Mの休憩所

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潜在意識。夢と現実。インセプション

梅雨も明けそうですが、暑さがやばい。包み焼きハンバーグにでもなった気分です。

私はエアコンや扇風機をどのタイミングで使うかみたいなギリギリプレイをしてますがみなさんは暑さ対策どのようにしていますか?

熱中症には気を付けましょう。

 

さてさてさーて、また洋画の感想になってしまいますが。。。

今回見た映画なんですが

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レオナルド・ディカプリオ主演のインセプションを視聴しました。

この映画は渡辺謙さんも出演されてる作品として公開当時話題になっていましたね。

 

映画内容ネタバレ含むので視聴されていない方は注意してください!!

 

 

 

 

一言で言うと深い。割と甘口な私ですが今まで観てきた洋画作品中でもベスト5には入るんではないかというくらい完成度が高かったです。

深いと言いましたがその中でも夢が深く、闇が深く、愛情が深くといった複数の深さがあり、

とてつもない没入感に自分までこの作品の深い所に連れていかれるそんな感じでした。

チームメンバー集めから作戦実行までら辺の前半までで夢の世界のルールについてやコブの抱える心の闇の片鱗だったりに分かりやすい説明やフリが入りながら展開してくストーリーなんですが、結構分かりやすかった。ここが物語を通してすっきりというか変な考え持たずに入り込めた理由なのかな。

それでいて序盤の方で背景が切り替わる瞬間に登場人物と同様に、

あれ夢か?となるのが良かったですね。

さすが日本のスター渡辺謙、サイトーのセリフの「エアラインごと買い取った」の

どや台詞。かっこよすぎるだろ~

 

 

この作品のシリアスな雰囲気をぐっと大人のお洒落な香りのする作品にしたポイント二つ自分の中であって。

 

まずは物語、雰囲気作り共に影の立役者アーサーさんですね、なんというか声もそうだがあのポールスミス系男子みたいな服装、髪型がかなりお洒落で良かった。イームスとの絡みではいじられ役みたいになっていたけど、中盤第二層でのアリアドネとのキスシーンで大人の遊び心みたいなのが見えるちょっとしたロマンス挟んだのもかなり良かった。

 

二つ目は夢から戻るキックを予告する時に流す音楽ですね。

エディット・ピアフさんの「水に流して」という曲だそうで

その曲調、声、あの曲が流れた時にお洒落さがグッとでましたね。

歌詞もネットで調べたら、コブの心境を表したような感じでした。

 

作戦開始後からの感想はというと、

結構おちゃらけてはいるが天才肌のイームス。

イームスゲーと言えるぐらいいっぱい働いてましたねー。ああいう人ほどアクシデントが起きた時には冷静にリスクを負わない選択するんだなと観てました。アリアドネに保険としてダクトを作らせていた所もさすが。流れがスムーズすぎて、誰の潜在意識で誰がホストなのかという所が難しかった点はあるな。

相手企業のロバートとその父の関係もよくある構図だが、お前には失望したという言葉の絡みでひとつドラマ作れるだろというような短いがしっかりインパクトのある内容の夢になったのも後味の良さに出たのだろう。普通に盗む側視点で観ているはずなのに、風車が金庫にある所ら辺は自然と涙がでるような展開だったな。もう既に物語に深く入りすぎてましたね笑

とはいえあれが会社を潰していくトリガーになってしまうとはさすが大人達の世界、現実は甘くない。

 

 

さて、コブとモル 夢の代償について。

物語を通してコブの潜在意識としてモルがでてくるわけですが、彼女への後悔、罪悪感の正体が自殺を止められなかったと思わせての思わぬ伏線回収となった「ここは現実じゃない」というくだり。深すぎる夢からどうしても連れ出さなくてはならなくて実行したインセプションによってモルは死んでしまうというなんとも切ない話になってる。

 

ホントに相当な罪悪感だったのだろうと感情移入してしまった。彼の中にもモルのようにその罪悪感が癌のように広がっていたのだろう。

コブのひとつひとつの表情にその辛さやなにもかもが詰め込まれていました。放っておくこともできない、また彼女を殺すなんてできない、

夢だけど会えるなら何度でも会いたい傍に居たい。

コブの潜在意識にでてくる彼女のヒステリックがその寂しさや罪悪感も表しているのかとも思えたました。彼女とのシーンはもう完全入り込みすぎて涙がでてしまった。

子供を思う気持ちみたいなものもロバートの父やコブ、あとモルのお父さんを観ていて感じましたね。彼らの大事なもの、大事な現実。

時間があればまたリピートして考察していきたい。

なにはともあれ。アリアドネには救われましたねナイスアドリブだが、コブがなにするんだ!って言ったのはもっともすぎて笑いそうになってしまった。あれがなければサイトーを救えず子供には会えなかった。

 

私は後悔を捨てたと歌詞にある通り、最後はトーテムを回しつつも気にせず子供へと向かうコブの姿。

夢か現実かじゃなく大事なのは子供との未来だという演出だったのだろう。

本当に素晴らしい作品でした。

いずれ個人的ベスト5とかもやってみようかな。

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最後に、

私たちも生きている中で誰しもが抱えてる苦しい感情や闇がある。

だが進まなければならない、私たちは一人じゃない。

あなたは大切な人やその人と過ごす夢のような時間にどう向き合っていますか?

 

それでは。