Mの休憩所

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光と闇。【ジブリ】ゲド戦記 

こんにちは、猛暑が続いております。

みなさん四連休はどのようにお過ごしになられましたか?

私は親戚の結婚式にお呼ばれで行ってきました。コロナの影響でずっと延期していた式がやっとできて新郎新婦共に幸せそうでなによりでした。

親への手紙というものは感動しますね、いつも胸の内にしまっている気持ちを言葉にする、形はないけど暖かいもの、ホントにいいものですね。

 

 

さて、今回はスタジオジブリ作品のゲド戦記

初見の感想ではないのですが、以前地上波で放映されていたのを録画で先日見たので、

だらだら書いていこうかなと思います。

 

 

 

 

まだ観ていない方はここからネタバレ含みますので注意!!

 

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なんか昔はジブリというと、ラピュタナウシカばっか観ていたんですが最近はちょっと変わってきてるんですよね。

分かりやすい作品ばっか好んでいたのはありました。なんならこの作品が息子さんが監督されたの知らなかった、、、

 

端的に言ってしまうと結構この作品は物語自体の細かい設定や、その人物のバックストーリーみたいなものの情報が少し足りてない。まあすべてを映画の尺でまとめるのは無理なんだろうけど。なので初見で観る人は正直分かりずらいと思う人が多いのかな?と思います。

私自身もそうで、原作の内容を調べたりしてだいたいこんなものなのかと納得するみたいな感じでした。冒頭でいえば、竜の絡み、なんでアレンが王様(父親)を殺すに至ったかみたいな。

 

それでも、それぞれのシーンで描写される、そよぐ風や畑の土、流れ川の水、細かい所のそれぞれにリアルさと暖かさを感じます。今ではyoutubeで多くの方が挑戦されていたりするジブリ飯も、ミネストローネ美味しそうだった。

本当さすがですねー、なにかお婆ちゃん家に行ったような感覚になります、田舎住なのでなにを言ってるんだって話ではあるんですけどね笑

 

 

あとスタジオジブリなんで当たり前ではあるのですが、

だいたいのキャラクターが誰かに似ていたりする、

売人はジコ坊、ウサギはクシャナの部下のやつだったり。ハイタカなんて旅人設定だから尚更ユパ様に見えてくる。

クモ役の田中裕子さん、あの方の深みのあるなにか自分を見透かされているような声には脱帽です。こういう声優さんの声も永遠ではないのかなと思うと寂しくなってくる。

 

 

まあちょっとここまで書いてきて最初のイメージでは悪いのかなと思うんですけど

この作品の魅力というか心臓になってる部分、

 

人間の心にある光と闇。あと言葉かな。

 

 

ここがねストーリーの展開と上手く絡めて凄く良かったのかなと思います。

子供向けではないのかなってとは思いますが大人の方にはこれすごいしっくり入ってくるのかなと。アレンが心に抱えた闇に押しつぶされ自分自身の心の光が分離して影になってしまう。旅の道中何かに追われ、そしてずっと自分が怯えていたものは自分自身だったという設定とても良かった。

 

テルーをの命を救い、テルーによって自分の心を救ってもらうというストーリーになっているんですが、

アレンとテルーは対照的に描かれていて、2人とも闇を抱えているのは同じなのですが

アレンは中盤までの目つきや挙動から分かるように体までが闇に支配されている状態。

テルーは昔、虐待を受けそのせいで人が嫌いで命を粗末にする人が許せないと過敏になっていたりするのですが、彼女の場合、動物を慈しんだり、細かい場面で生きる事への希望を持ってる所に心にある光が彼女を動かしているように感じました。

自分を救ってくれたテナーやハイタカ、アレン。彼女の心の中には支えてくれる彼らがいる、だからこそ剣を持って走り出せる。有名な歌のシーンも昔はなんとも思わなかったがあの切なさがいいのかもしれないと思うようになった。歌うことで自分が救われてきたのかと。

生きる事の喜びや辛さだったり、そんなものがテルーには詰まっていたのかなと思います。いいキャラクターでしたね。

 

まあそれを引き立たせたと言っても過言ではないのが、クモですね。今回のボス。

死ぬことの恐怖から永遠の命にとらわれハイタカ達を攫い、不老不死になろうとする大賢者のひとり。ハイタカとの掛け合いがいいジャブになって、アレンとテルーの絡みにいい影響を与えてた。

死への恐怖、暴力、支配、騙し。人が持つ心の闇そのものを言葉やその姿で現していたような感じで良い悪役。女性の声という設定がより不気味さをだしてましたね。

私も親を亡くしふさぎ込む時期がありましたが、死ぬってなんなのか今でも考えさせられる。後悔や、罪悪感、いい思い出や悪い思い出。

大事な人がいなくなるという事がホントに悲しくて仕方なかった。

話が逸れましたが。。。

 

心の中にある暖かい気持ちであったり、暗い部分誰でもあります。

ただ抱えてるだけではダメなんです、テルーにアレンが親を殺したことを話したように、テナーがハイタカを気遣うように、言葉にすること。これが大事だよってこの作品を通して言われてるような気がしました。

自分の真の名前を教える事で自分の気持ちを相手に伝えるっていう描写も良かった。

 

 

心の持つエネルギーそれを伝える言葉の持つ力、

テルーが生きる事をアレンに説得するシーン一番の見どころだったのではないだろうか。

 

そしてテナーとハイタカ、テルー、アレン4人で畑仕事をして、ご飯を食べるシーン、

テルーがアレンの影(光)に抱きしめられ頬を赤らめるシーンに

この作品、人間の持つ素晴らしさ、温かさが詰め込まれてるように思いました。

 

 

まあジブリだし一切観てないって方は少ないのかなとも思いますが、

是非ね興味のある方は観てください。お勧めです。

ブログ書き始めて思うが自分の気持ちを文にするって難しいホントに。

半分も書き出せてない感じする笑

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今日はこの辺で

たいしたもの書けませんがもし良かったらまた遊びにきてください。

それでは!