レヴェナント:蘇りし者
本格的に熱くなってきましたね。今年はカルピスのかき氷挑戦してみようかなって思ってます、あとちょこちょこキャンプ用品こっそり買い集めてるのでソロキャンプなんかしてステーキ焼きながらハイボールでも飲みたいなー。コロナなのでなかなか外で遊ぶというのも良くないのですが、たまには外に出て綺麗な空気を吸いながら息抜きしたいですね。まあそんな気持ちの表れなのか、この間のインセプションのせいか
映画レヴェナントを視聴したので感想書いていきます。
ここから先はネタバレを含むので注意!!!
この映画はインセプションを手掛けたクリストファーノーラン監督の作品でもあります。インターステラーを観ていないしあまり詳しくないので分からないのですが相当の天才らしいですねこの人。今度じっくり調べてみようかな。
1823年アメリカ北西部でのバイソンの毛皮を集めをする狩猟団と先住民の人たちの争い、その実態みたいなものが描かれています。
そして主人公ヒュー・グラスが、狩猟団の仲間のジョン・フィッツジェラルドに息子を殺され、重傷を負ってから復讐をするまでの物語となっています。
本筋は復讐がメインとなってるんですけど、先住民との争いであったり、大自然の中でのサバイバルと見どころは結構あるんですよね。
ちょっと先住民との戦争ってのはちょっとアメリカの歴史に疎いのであまり詳しくは掘り下げられないんですけど。あの大量のバイソンの頭骨はすごかった、狩猟団が毛皮目当てってのは分かったんだけど、先住民たちはあれが主食?または毛皮で生計を立てていたんですかね。
そして、序盤の狩猟団襲撃シーンは生々しかった。戦争の話を聞くのと見るのでは全然違うって言いますが、それぞれに戦わなければいけない理由があったのだろうと思うのだがあのような弓矢で射られたり銃で撃たれるみたいな事が当たり前のように行われていたってのはホントに恐怖でしかない。
狩猟団の砦付近にいた先住民たちは他部族だろうが、あのように住居の近かった人達は狩猟団に住処を奪わたりしたのだろうか。。。
まあ歴史は分からんのでこの辺で。
個人的に今回のお気に入り。大自然でのサバイバル。
ヒューグラスが偵察中クマに襲われるシーンが悲惨すぎて、クマの被害に遭われた方はあんな感じになるのかと。。。あのクマの涎や鼻息のリアルさに息をのみました。
てか喉裂かれて生きてるってタフすぎてやばい。
そのあと置いていかれたヒューが土から這い上がってきて復活するわけなんですけどここからのディカプリオがめちゃくちゃ素晴らしかった。
とにかくもうヒューグラスの生への執着その凄まじいエネルギーに圧倒された。
もちろん復讐が彼をそうさせたのだろうが正直一瞬息子が殺害されているっていう設定を忘れてしまうほどの演技だった。
クマの死骸の骨に残る脂をむさぼるシーンとかまじかって思ったけどサバイバルって本来あれなんですよね、ソロキャンプだなんだとか言ってられる私たちは本当に幸せ者です。生魚や生レバーをかじってるシーンはあれ本当に食べてるらしくて驚きました。
細かい所あげればキリがないのですが、ディカプリオが本当にこの作品に全力でぶつかっていたんだなってのが伝わりました。
もうひとつ自然の美しさとその恐ろしさが本当にリアルでしたね。
絶望的状況の中でみる朝陽であったり、川の音、木や葉っぱにつく水の滴がホントに美しく、反対に川の流れ、吹雪、風、たき火一つないとなにも見えない夜の暗さには底知れない恐怖を感じれましたね。
自然が絡んできただけなのに、その息遣いや仕草、動きにとてつもないバイタリティーを感じました。生きるって食べる事なんだなと。
復讐ものや歴史絡みが苦手な方でもこのサバイバルだけでも見る価値はあるかなって思います。主演男優賞は伊達じゃない!
その対比じゃないが砦での労働者の生活は娼婦、酒となにか人間ならではの汚さみたいな部分が目につきましたね。上手くできてました。
そしてフィッツジェラルドという男。
基本クズで、ずる賢く、非情な所が目立つが彼も先住民に頭の皮を剥がれたことのある被害者でもある。そんな経験が彼の歪んだ生への執着を生み出してしまったのだろうか。
いまいち理解不足なところがヒューの奥さんを殺したのはフィッツだったのか?ってところでなんか奥さんが撃たれた場面の兵隊の恰好した人が小綺麗すぎて見分けつかなかった。
それと隊長さんの頭の皮はフィッツが被ったのか?帽子いたいなの被ってたからよく分からんかったがたぶん自分の頭の防寒で剥いだってことでいいよねたぶん。。。
まあ復讐に関してはまあお決まりの流れだったが斧で切りかかる最後のシーンはぞわっとしましたね。基本この映画結構グロめです。
今回内容の把握が甘かった所がほとんどなんですけど、
最後のこちらを見つめるシーンの解釈や、先住民との戦争の歴史みたいなものは何度か見て自分なりにいろいろ調べないと分からないのかなとも思うので今後の楽しみにはなりました。
まあそれでも筆者以上のポテンシャルをお持ちのみなさんなら初見で観てもなかなか面白い作品だと思います。
余談なんですが、完全に個人の勝手なイメージですが、奥さんみたいな人がヒューの夢にでてくるシーンがありますが、あの手の精神的なシーンは毎回ガンダムのララァとアムロを思い出します。笑
時間あれば閃光のハサウェイ、竜とそばかすの姫観に行きたいですねー。どちらもかなり好評らしいですよー!
また八月からはジブリ祭りなんでまたその辺も楽しみですね。
それではまた。